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2012年10月21日日曜日

忍法八犬伝——山田風太郎・著


忍法八犬伝 山田風太郎忍法帖(4) (講談社文庫)

ご存じ滝沢馬琴の南総里見八犬伝。この小説はその子孫のお話。

八犬士末裔のジイサンたちが語る日々の説教に、若い殿様もジイサンたちの息子たちも
「超うぜぇ」と思うのは今も昔も同じ。

殿様はその鬱陶しさから解放されたいと「仁義礼智忠信孝悌」と記された八顆の珠を
徳川家に献上すると約束。

が、里見家の取り潰しを企てる伊賀者に「仁義礼智忠信孝悌」を「淫戯乱盗狂惑悦弄」
と記された珠にすりかえられちゃったからさあ大変。

頼りのジイサンたちは切腹しちゃったし、その息子たちは修業先からトンズラ。
果たして献上の日までに珠は取り戻せるのか?


物語りのスタートからハフハフな展開。
さすが、エンターテインメントの神様、山田風太郎。
えぇぇぇぇぇ!!!という忍法。サービス精神たっぷりなエロ描写。
でも、嫉妬さえ覚える男の生き様と死に様がここにある。
とても切なく、美しいお話です。



2012年9月22日土曜日

大活字本

村上春樹・著「1Q84」を図書館で借りました。
内容は村上春樹!として。
BOOK1とBOOK2は大活字本、BOOK3は単行本で読んでみました。






大活字本は、弱視の方(低視力者、高齢者)が読書しやすよう文字を大きく行間も広くとられた図書。そのため「1Q84」の場合なら単行本一冊を三冊に分けて出版されてます。

存在は知っていたものの、読んだのははじめて。これが読みやすい!

単行本も裸眼で読めるけど、文字や行間だけではなく白黒反転しているので目が疲れにくくどんどん読み進められました。





画像の左側が大活字本、右側が単行本。



問題は価格。BOOK1は、単行本が1,890円に対して、大活字本は同じ一冊分(1巻3,255円、2巻3,286円、3巻3,255円)で1万円弱になってしまうこと。

ただ大活字本は、今後ニーズが増えるのは間違いないでしょう。
それまで頑張っていただきたいなぁ。出版社やデザイナーの方にエールをおくりたいのであります。