2013年3月29日金曜日

北斎富嶽三十六景――江戸東京博物館(墨田区・両国駅)

今月末まで江戸東京博物館で開催されている「北斎富嶽三十六景」。
富嶽三十六景、全四十六点を所蔵する美術館や博物館は少なく、更に全点を公開するのは稀。
こちらも平成十八年以来だそうです。
昨日3月28日は開館記念日で常設展は無料、ということで観てきました。

私も実物すべてを観るのははじめて。

今回、一番印象に残ったのは「諸人登山」。
富士を登る人々の姿を描いたこの作品にもちろん山容はありません。険しい山肌、湧く霧、岩室にうずくまる人々。その過酷な登山の背後にはしらみはじめた空とやがて訪れる御来光。富嶽三十六景、完結の一枚にふさわしい作品だなぁと感じました。当時の人々もさぞ満足だったことでしょう。


観るのに夢中で作品を撮影し忘れ。フラッシュを使わなければ撮影可です。
解説パネルが読み終わったところでちょうど前の方が進み作品鑑賞、という具合に列は進む。
ただ列から離脱すると流れに戻るのは難しく、休憩できないのが辛かったです。




江戸東京博物館館内。
原寸大で復元されている日本橋。
正面の芝居小屋「中村座」では落語などの催し物も。


館内には「手でみる展示」をはじめ、体験できる展示も豊富。
こちらは火消しの纏。重い、、、と思ったら15kgあるそうな。


スバル360。やっぱ格好いい。
年輩のご夫妻が「うちの最初の車はこれだったなぁ」なんて懐かしそうに観ていました。


昭和二十年二月から五月までの東京空襲焼失区域地図。
江戸東京博物館から徒歩十分ほどに東京都慰霊堂があります。桜や銀杏の美しい都立横綱公園の敷地内にあるこちらの慰霊堂は昭和五年に建てられ、関東大震災と東京大空襲で犠牲になられた方の十六万三千人のご遺骨が納められています。 


いつ観ても感想に困る建物。
でも、館内はどの世代でも楽しめる作りになってます。一日じゃ足りない。

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